九州内の大学で、就職に強く、ロボットを学べる工学系の大学ということで九工大の工学部を選びました。理系なので入学時から修士まで視野に入れていて、自分のやりたいことを6年することを考えると、入学後に機械・知能制御・宇宙という3つのコースから選べるということも選んだ理由の一つに挙げられます。
家の契約などは大変でしたが、元々一人暮らしをしたかったので楽しみの方が大きかったです。学部一年の時は生協のミールクーポンを使っていたのであまり、食事の面では苦労しませんでした。また、家事についても掃除以外は好きだったので、自分のしたいようにインテリアを決めたことは楽しかったです。自炊に抵抗がなかったので2年生以降はコロナ禍もあり、自炊をしていました。好きなものばかり食べられるのもよかったです。
4年生の時は工学部で「内視鏡のロボットアームの設計と開発」という研究を行っていました。一方で生命体工学研究科に進まれた先輩の話を聞いたりする中で、学部の研究が自分のやりたいことと少し違うなという感じもあったこともあり、大学院から生命体工学研究科に進むことを決めました。
私の中では工学部の研究室の多くはテーマに沿ってソフト系とハード系の研究室が分かれているイメージがありますが、生命体工学研究科ではその辺の障壁がほとんどないのが魅力の一つです。学生は工学部と情報工学部だけでなく、高専出身や海外出身の方も多くいろいろな背景を持つ人が集まるということもあり、それぞれの視野を生かした研究が進められています。
福祉工学の研究室で、「どのように写真を撮れば猫背等の姿勢異常の進行度を評価できるか」と、それを発展させ「機械学習を用いた首や肩の角度を自動で測定する画像処理システム」というテーマで研究を行っていました。研究を通じて他大学と連携したりしていろいろな人に協力してもらいながら進めました。
北九州で働きたかったこともあり、キャリア支援室を活用して、OBなどの情報を集めたり、業界について情報収集したりしました。さらにキャリア面談などを通してサポートしてもらいました。修士1年のときに4社ほどインターンシップに参加し、その中で行きたいと思った北九州のメーカーに内定をもらいました。そちらでは開発設計の仕事をする予定です。
就職活動当初は、研究室が変わったばかりということもあり、就職活動とアルバイトとの両立が大変でしたが、行きたい企業に行けたからかもしれませんがとても良い経験ができたと思います。
バレーボール部では年に2回大きな大会があり、それに向けて練習したり、九州各地に泊まり込みで出場したりしたのはとてもいい思い出です。また友達や先輩の家に集まって夜中まで気のすむまで何かに取り組んだり、旅行に行ったりと、一つひとつは小さいですが大学生の時しかできないだろうということもたくさん経験できたと思っています。その結果、楽しい6年間を送れたと思います。
九工大では生協主催のイベントで友人作りや時間割作成、レポートに関するレクチャーなどもあります。うまく活用してください。また、大学1~2年生のときは同学年や同クラスの友達やサークルなどでいろんな人の話を聞き、情報を集めたことがよかったと思います。あと、これはどの大学に行っても同じですが、ぜひ互いを高め合えるような良い友達を作ってください。